2023/01/11追記:残念ながら、2023年のキョンヒ大学のオンラインコースは、開講予定がないとのことです。
慶煕大学が2020年秋からオンライン語学堂をオープンすることになりました。
韓国に行かずとも、日本にいながら韓国の大学の語学堂の授業を受けられることになりました。
この記事は、オンライン受講までの記録です。
※スケジュールの概要は目次をご参考ください
日にちは、多少ずれているかもしれませんが、だいたいの目安にはなると思います。
★受講を決めた後の電子テキストの購入方法はこちら
★2021年春学期の感想はこちら↓
★2021年秋学期&冬学期を申し込んだ話はこちら↓

★慶熙大学 国際教育院(語学堂)の公式サイトはこちら:경희대학교 국제교육원 https://iie.khu.ac.kr/
- 2020/10/01(授業初日から約3週間半前) 大学へメール問い合わせ、申し込み
- 2020/10/8(授業初日から約2週間半前) インボイスをもらい学費を入金
- 2020/10/12(授業初日から約2週間前) オンライン面接テスト
- 2020/10/19 レベルテストの結果が来るはずが、来ない
- 2020/10/20(授業初日から約1週間前) クラス発表、教科書購入
- 2020/10/22(授業初日から数日前) 授業用zoomアドレスが届く
- 2020/10/24 LINEグループを作られる
- 2020/10/26 初講義はあっという間。
- 2020/10/29 トウミのご案内を受ける
- 先生は途中で変わります(※2021年春学期は先生の交代はありませんでした)
- オンライン留学開始後の感想
- キョンヒのオンライン授業の特徴
- 【朗報】2021/01/24更新 / 連続受講者は手数料値下げしてくれるそうです
2020/10/01(授業初日から約3週間半前) 大学へメール問い合わせ、申し込み
キョンヒ大学のオンラインレッスンのことはTwitterで知りました。
他の韓国の大学も既にオンライン語学堂を開講していて興味はありました。
しかしながら仕事が忙しい時期であったり、迷っているうちに申込期間を過ぎてしまったり、
講義の時間が平日昼間などサラリーマンとしては到底受けられる時間ではなく、
何度も見逃していました。
そんなさなか、慶煕大学の夜間コースの講義を見つけました。
丁度今仕事が落ち着いてきたことと、
平日夜の夜間コースの時間がちょうど受けられそうな時間であることから、
申込んでみようと思いました。

色々調べると、留学代理店でも申し込めますが、
自力で申し込んでいる人も多いようですので、ここは思い切って自分でやってみることにしました。
(代理店の申込み締切日まで少し間があったので、途中で自分でできないようだったら代理店に申し込もうと思いました)
10/1にキョンヒ大学のホームページに書いてあるアドレスあてにメールをし、
どのように申し込めばいいかを質問しました。
しかし、今年の10/1は韓国のお盆の時期だったので、返事が来たのは10/5でした。
メールには日本語の申込書が添付されていたので、
すぐに印刷して記入し、スマホで撮影しPDFにして申込みをしました。
2020/10/8(授業初日から約2週間半前) インボイスをもらい学費を入金
申込書を送ったあと、インボイス(請求書のようなもの)をもらい、即入金しました。
海外送金は、トランスファーワイズ(現在は『ワイズ』に名称変更)という海外送金サイトがおすすめです。
送金方法をまとめた記事

日本の金融機関に関する法律上、免許証等の身分証明書やマイナンバー通知書を登録しなければいけません。
会員登録後、送金画面に戻ります。
送金したい金額+α(こよプラスアルファが必要なのは、為替のレートが変わった時に不足しないように少し多めに支払わなければいけないためですが、余ったらきちんと返金されます)をトランスファーワイズの指定の口座に入金すれば、
あっという間に送金してくれます。
私の場合、私が振込手続をした翌日に、大学側の口座に入金されたことが確認できました。
2020/10/12(授業初日から約2週間前) オンライン面接テスト
zoomを使用し、オンラインテストを行いました。
内容や質問はこちら↓です。
- 自己紹介(住んでいるところ、趣味)をする
- 韓国語学習歴を説明する
- 日本語のPPTスライドが画面に映し出され、それを訳す(文法や単語の表現をチェック)
ある程度先生と話をした後、
クラス分けについて説明がありました。
私は、慶熙大学のレベルでは「初級2」と「中級1」の間くらいのレベルで、
「基礎や一度習った文法を正確に学ぶならば初級2、
新しいことをどんどん学ぶなら中級1」と言われました。
面接をした先生の考えでは「初級2を正確に身につけてから中級のほうがよい」ということでしたので、
初級2のクラスを選ぶことにしました。
(韓国語がまだまだなんだという残念な気持ちもありますが、
あまりにも難しいと諦めがちになるので少し安心もしました)
その後、
「クラス分けの正式な発表は10/19にメールが届くので確認してね」
と先生に言われ、10分ほどでオンラインテストは終わりました。
黒髪の素敵な先生でした。
2020/10/19 レベルテストの結果が来るはずが、来ない
「10/19に正式にクラス分けテストの結果が出る」と事前に大学からメールをいただいていましたが、
この日は結果が来ませんでした。
私だけメールが届いていなかったら困ると思い、
夕方に「今日は結果が出ないのですか?」とメールしてみましたが、
返事はきませんでした。
日本も韓国も、大学ってレスポンスが遅い気がするのは学生からの問い合わせが多いからなののでしょうか。
私の大学もとてもおっとりした職員でした。
焦らず待ちます。
2020/10/20(授業初日から約1週間前) クラス発表、教科書購入
翌日にメール返信が来ました。
私は予告通り「初級2」に配属。
それと同時に、買うべき教科書の案内がされました。
教科書は自分で買わなければいけませんが、
購入できるサイトの情報は大学側が教えてくれました。
教科書の買い方はこちら。

因みに、クラス分け発表から初日の授業までは1週間を切っており、急いで注文しても手元に教科書が届きませんでした。
先生に事前に伝えたところ、最初の授業では、テキストの内容をすべて画面に表示してくれたので問題なく受講できました。

※2020/12/26更新 2021/1/18から電子書籍の購入ができるそうです
2021/1/18から、キョンヒ大学にてE-book(電子書籍サービス)が始まるそうです。
価格は、紙の本より10%安く、専用のアプリで見れるものだそうです。iPad、iPhone、パソコンどれも対応するそうです。
書き込みはできませんが、安く、またモノとして所有せずに済むので、電子書籍に抵抗がない方はこちらがおすすめです。
★電子テキスト購入方法はこちら↓

私はすでに購入して学習しているので、今回独学用に말하기のテキストを買おうかなと考えています。
2020/10/22(授業初日から数日前) 授業用zoomアドレスが届く
事務担当から、zoomのアドレスが届きました。
今後はずっと一つの同じアドレスで授業を受けるようです。
2020/10/24 LINEグループを作られる
突然、大学の担当者からLINEのグループに招待されました。
秋の講座を受ける人を全員ひとまとめにしたLINEグループのようです。
私は、こういうこともあろうかとアカウント名を本名にしていませんが、本名にしている人は勝手に個人情報がダダ漏れです。海外だから目をつぶるしかないのでしょうか。
今後の事務連絡は、メールではなくLINEで届くようです。
2020/10/26 初講義はあっという間。
ついに授業が始まりました。
自己紹介は非常に簡単に済ませ、すぐにテキストの文法学習に入りました。
個人的には、同レベルの拙い韓国語を使ってのクラスメイトの自己紹介を聴く時間はもったいないと思うタイプのため、自己紹介が短くて良かったです。
授業の良し悪し、または合う合わないは、正直なところ大学ではなく先生によります。みんなが良い先生だと言っても、私に合わなければ良い先生とはいえない、と思っています。
今回の先生は、会話練習や余談はほどほどに、テキストを重点的に進め、非常に丁寧に説明してくれる先生でとてもわかりやすく、大満足です。
2020/10/29 トウミのご案内を受ける
LINEで、トウミの連絡を受けました。
トウミとは、キョンヒ大学の学生の中で、海外の文化に興味のある学生などが「トウミ」となり、私たち留学生のお世話や、話し相手になってくれる制度のことです。
現地に本当に留学していれば、色々困った時に相談に乗ってもらえる心強いパートナーです。
私たちのようなオンライン留学生にとっても、とてもよい語学練習の機会となります。
私は、プログラム内容をよく読んでおらず、トウミ制度は無いものだと思っていました。ラッキーです。
アラフォーのため、娘のような世代の学生と話をすることになりますが、恥を捨てて申し込みました。
旅と語学学習の恥はかき捨てです。
先生は途中で変わります(※2021年春学期は先生の交代はありませんでした)
複数の先生から学んだ方が身につくということで、先生は途中で交代になります。
事前にアナウンスされていなかったので、とある授業で突然「さて、今日で最後の授業になりますが…」と言われ、とても驚きました。
良し悪しはありますが、私はなあなあになるよりは良いと思います。
※2021年春学期は、先生の交代制度はなくなりましたが、夏学期は交代制だったそうです。学期によります。
オンライン留学開始後の感想
現在は、着々とテキストを進める日々です。
無事に、なんとかぎりぎりで平日の授業を受け続けられています。予習復習はものすごく忙しいですが。
所感としましては、先生によるかと思いますが、語学堂らしい、教えることにとても慣れている先生が丁寧に教えてくださるのでわかりやすく、すごくおすすめです。
使用するのはzoomですが、zoomって、ペアを作ったりできるんですね。
「では、グループを作るので会話を作ってみましょう」と突然言われて、どういうことかわかっていなかったのですが、先生がzoom上でペアのグループを作ることができ、教室でやるようなペアになって会話練習もできるのです。
知らなかった…技術は進化していますね。使いこなせ続けられるよう、頭を柔軟にしていこうと思います。
キョンヒのオンライン授業の特徴
文法中心
キョンヒ大学のオンライン授業の特徴として、文法が中心だと言うことが挙げられます。
キョンヒ大学が発行している韓国語のテキストは、読み、書き、文法など、テーマ別にテキストが作られております。
今回授業で使用しているのは文法のテキストだけです。
もちろん、半年で1冊分の文法を教えてもらえるのは大きなメリットだと思います。
こんなに文法を一気に詰め込める授業は、ありそうでありません。また、文法を知りながら単語も覚えられます。
その反面、長文読解や、会話、書き取りの練習量は減ります。
最近、たまたま過去に韓国で買った韓国語のテキスト(無駄に旅先で本屋さんで購入しで積読状態になっているもの)を開いて見たのですが、
そのテキストは、長文読解や聞き取り、書き取りなどが1冊にバランスよくまとまっており、「キョンヒのテキストは本当に文法メインなんだな」と実感しました。
良いか悪いかはその人次第ではありますが、もしも自分の力不足が文法ではなく会話練習や素早く読む読解力なのであれば、「キョンヒは文法が中心」であることを念頭におきながら、自分で別途、克服するためのメニューを考えながら学んだ方がよさそうです。
国籍別クラス
クラスは、基本的に国籍で分けているようです。
クラスメイトは日本人しかいません。
予想ですが、事務連絡などの大学側の都合上、国籍別の方が案内しやすいのだと思います。
オンライン講義参加者のLINEのグループも、全て日本人です。
韓国語を習う人のレベルは、超初級の方もいればペラペラな高級の方もおり、超初級の人に対して、事務連絡を韓国語で行うのは難しいと思います。そのひとたちに合わせたレベルでの案内をするとなると国別で分けた方が大学的には都合がいいと思います。
もし海外の日本人以外の友達を作りたいと言う目的でオンラインス講義に参加するのであれば、キョンヒ大学はお勧めできません。
もしくは絶対に日本人と一緒にしないでくださいという強い意志を伝えれば、もしかしたら外国人のクラスに入れてくれるかもしれませんが、現時点で外国人のクラスが存在しているのかはわかりません。
個人的には、勉強するかしないか自分次第ですので、クラスメイトの国籍はあまり関係ないと思っています。
【朗報】2021/01/24更新 / 連続受講者は手数料値下げしてくれるそうです
実は私はタイトル通り秋学期だけでなく冬学期も受講することにし、今も授業を受けています。
秋学期受講者が冬学期も受講する場合、オンライン面接テストが免除され、次のレベルの授業を受けることができます。
しかし、手数料は同じ金額だけ払わなければいけません。
そこで、図々しくも、延長希望の手続きをするときに、面接テストがないのになぜ同じ金額なのですか?と確認したところ
面接はなくとも、登録処理などの事務手続きが必要なのでいただいています
という回答でした。
それなら仕方ない、と思っていたのですが、どうやらこのずうずうしい私の質問が少しだけ大学側に影響を与え(もしかしたら他にも声を上げた人がいたかもしれません)、
2021年4月からの春学期では、連続受講する場合の手数料は
60,000ウォン から40,000ウォンまで値下げしてもらえるそうです。
素晴らしい。
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