【日本語教師養成講座420時間】ざっくり感想

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こんにちは。

最近は、友人の影響で、日本語教師養成講座というものに通っています。

日本語教師養成講座とは

言葉通り、日本語教師を要請する講座です。

「日本語を、日本語で教える」ためのスキルの習得をめざすものです。

媒介語を介しての教授法(=別の言語を介すること、例えば英語で日本語文法を説明すること)とは違い、
日本語で日本語を教えることに特化しているため、外国語ができなくても、
日本語を教えることができるようになります。(たぶん)

日本語教師養成講座420時間 なぜ通ったか

日本語教師に絶対になりたい!!という強い思いがあったわけではないのですが、
韓国語の勉強仲間や、韓国語レッスンのクラスメートの中に、
日本語教師養成講座の420時間を受講したという友達が何人かいて、興味がありました。

また、外国語の学習者の立場として、
日本語を一度勉強した方が良いなと感じる面が時々あったこともきっかけの一つです。

私は今、韓国語と英語を細々勉強しているのですが、
複数の外国語を勉強していると、英語と韓国語の共通点もいくつか見受けられました。

単純に英語だけを勉強しているだけでは全く分からなかった部分が、
韓国語を勉強していたことによって「韓国語で言うあれだ」とピンと来ることがけっこうありました。

複数の言語を学ぶと、それだけそれぞれの言語の学習のすすみが遅くなるかもしれませんが、
文法理解のしやすさや表現の仕方は、複数言語を学ぶことが結構役に立つんじゃないかなと感じることが増えました。

そのため、日本語も、一度学習者としての日本語を勉強してみたいなという関心が少し芽生えました。

また、来年から日本語教師は国家資格になるというインスタの広告を見て、とりあえずやってみるかという軽い気持ちで、授業料50万円弱を支払いました。苦笑

50万円は決して安いお金ではありません。

でも、休日や暇な時間にダラダラとyoutubeを見て時間を溶かしてしまうようなもったいない過ごし方はそろそろ辞めたいと思っていて・・・。

その分何か自分に身につくスキルや、血となり肉となるような、なにか将来に役に立つようなことを勉強したいと思っていたところだったので、思い切ってお金を払ってしまいました。

例えばどんなスクールがあるか

スクールは、 サイトを見ていくつか調べました。

例えばこんなところがあります。

三幸日本語教師養成カレッジ

株式会社アルク





個人的には、学習塾やスクールなどはどこも大差ないと思っています。

そこで勉強するかしないかは個人によると考えていますし、
420時間分の授業を用意して待っているということは、
少なくともテキトーな手抜き授業ではなく、それなにり先人の方々が構築された授業であると思いますので、
授業に大きなハズレなどがないとも思っていますので、
正直、どこでもいいなと思っていました。

そうはいっても、私の中ではゆずれない選択ポイントが二つありました。

  • オンラインで受講できること。
  • ハローワークの職業支援の給付金を受けられること

オンラインレッスン便利さを知ってしまった今、
わざわざ交通費をかけてスクールに通うのは面倒臭いですし、お金(交通費)もかかるので、
できる限りオンラインで受講ができるスクールを探しました。

また、日本語教師養成講座は、ハローワークの職業支援の給付金を受けられる(=学費が一部返金される)ので、
給付金についての説明があった学校を選びました。

10万円近くお金が戻ってくるのは大きいですよね。

オンライン受講、最高

結果的に通っているスクールは上の二つではないのですが、価格、内容共に満足です。

おおまかですが、いま感じているメリットデメリットは以下の通りです。

デメリットのほうが多いですが、予想できた点なのでやむを得ないと思っています。

メリット

  • 録画済み講座の受講は、本当にいつでもどこでも授業が受けられる
  • 今通っているのは、他のスクールより若干安い
  • 交通費もかからない
  • 動画視聴ではなく、双方向の、いわゆる先生から教わる授業も家で受けられる

デメリット

  • 動画のクオリティがいまいちなものがある(画質が悪くホワイトボードが見にくい等)
  • 情報が古い(動画によるが、10年前に作られた動画も多い)
  • ストリーミングエラーで、一度聞いたにもかかわらず視聴完了にならないことがある(時間返して~)
  • 双方向の授業は、結局静かなところで受講しなければならないので、「どこでも授業が受けられる」わけではない

クオリティに関してはピンからキリまでですし、
こういったオンライン授業は、頻繁に動画内容を更新されないだろうと思っていたので納得してはいるのですが、
一番つらかったのは、高音のキーンという音が聞こえ続ける動画。

よく、繁華街のデパートの出入り口にも流されているモスキート音のような、
おそらくこの動画に出てくるおじいさん先生には聞こえない高音の周波数の音だと思います。

これを動画中、10~20分間ずっと聞き続けるのはつらいものがあります。

また、せっかく授業動画を見ても、たまにバグってしまい、視聴完了の記録が付かず、
もう一度見直さないと授業受講完了とならず、時間が無駄になったものがあります。
(そういう動画は、もう見ないで、移動中に流しっぱなしにするなどしてやり過ごしましたが)

その一方で、なぜか勝手にスキップされて、
10分の動画なのに1分で視聴完了したような記録が付く場合もありました。

受講期間中に、学校側から「著しく短時間で見ている学生がいるのでやめてください」という案内が通知されましたが、
もしそれが私のことだとしたら、システム改修をしてほしいと心から思いました…。

教育実習もあります

教師になるコースですから、教育実習もあります。

予め、日本語教師養成講座のクラスメイトと教育実習の練習をし、
本番では、日本に居る日本語学習者の前で教育実習を行ないます。
(対面の場合とオンラインの場合があり、私はオンラインでした)

自分が先生になるなんて思ってもいなかったので、
本当に教育実習なんかできるのかと不安でしたが、やってしまえば何とかなります。

クラスメイトには定年退職した方も多く、
パソコンを使いこなせず、Zoomでの授業中にハウっちゃうような人もいましたが、
そういった人でも先生がなんとかしてくれるのでなんとかなります。

そんな感じで日々切磋琢磨しながらコツコツ授業内容を考えている日々です。

宿題がちょっとキツイ

結構きついなと思っているのが、宿題があることです。

私は日本語を勉強したことがありません。

日本語は自然と身についたもので、
「学習する外国語」として勉強したことがないので、
話せるとはいえ、勉強したことがないものを教えるのはかなり難しいです。

そのため。日本語についての宿題であるにもかかわらず、
全然スムーズに宿題を終わらせることができません。
(国語の宿題をやっているようなイメージかもしれません)

良い出題方法のアイデアや、いい例文が出てこない時は、
夜中の2時3時まで宿題をやって提出したこともあります。

そのため、9月は結構忙しかったです。今もですが。

学習者に文法を説明するにしても、
日本語で日本語を教えるので、
日本語を学習している人がその時点でわかる表現で文法を説明しなければなりません。
(=難しい漢字や表現、説明はそもそもNG、理解してもらえません)


学習者が分かる単語を使って、簡単にわかりやすく説明しなければいけないのが非常に難しいです。

宿題に時間がかかるのはこれが原因と言っても過言ではありません。

しかし、やっていけば達成感もありますし、なんだかんだで楽しくやっています。

本当に全部の授業を受講し終わったら、またきちんとまとめたいと思います。

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