摂食障害を乗り越えたお話 6<過食症>

身体のこと
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引き続き私の愛すべき黒歴史♡摂食障害についてお話しようと思います。

ここから先は、読んでいただく前にこちらご一読ください。 ★いまが摂食障害の時期で、心のコンディションが整っていないとき、
人の記事に引っ張られたりすることがあります。
心のバランスが崩れそうだなと思うときは、
記事を読み漁るより1分でも外に出て散歩したほうが気がラクになると思うので、
自分を痛めつけるような無理はしないでくださいね!

拒食と過食は表裏一体。過食が始まる

前回、立派な拒食症になった私。

私の過食のスタートは、コンビニのパンでした。

ダイエットに菓子パンは大敵です。
だからずっと我慢していて、「○kgになったら食べよう」と決めていた菓子パンを、
目標達成したからと恐る恐る通学途中で買って、朝ならまだマシだと思って通学途中に食べました。

菓子パンなのでそこまで美味しいものではないですが、
「カロリー高いものを食べている」という、そのときの私には非常にスリルのあることをしているドキドキ感と、
久しぶりに満ちる食欲に快感を覚えました。

嘔吐しない過食症もある

ちなみに、摂食障害なのに私は嘔吐はしていません。
単純に、嘔吐自体がもともと怖くてできないから。笑
嘔吐しない摂食障害もあるそうです。

これまで禁断としていた食べ物を一度食べてしまうと、一気に我慢ができなくなります。
「部活を始めたからお腹すいちゃってー」と言い訳しながら、これまでだと考えはれない「おかわり」をするようになります。

人目につかないところで大量に詰め込む

それだけでは気持ち的に足りず、夜こっそり冷蔵庫を開けて、ご飯の残りを食べます。
お米は炊飯器から直接食べます。
食べるというより「飲み込む・詰め込む」というのが正しいかも。

朝は、朝ごはんを食べた直後なのに、
我慢できなくてお昼のお弁当を隠れて食べます。

ランチタイムには、「今日はお弁当じゃなくてコンビニなんだー!」と言って友達とご飯を買いに行きました。

お菓子を食べてはいけない、という気持ちだけはあるので、
じゃあせめて朝に食べよう、と朝からコンビニでポテチ系を買い通学途中に一袋食べてしまいます。

朝練中に「お菓子のカールの匂いがする」と言われたこともあります。
(ジャージの袋の中でお菓子が散らかったから、と言い訳しました)

もう本当そんな感じです。

拒食と過食は表裏一体なので繰り返します。
高校二年生のときは、本当に過食と拒食を行ったり来たり。

誰かとご飯を食べるときは人目を気にしてとにかく少食、隠れて過食をしていました。

ダイエット開始から1年半後には完全に過食に移行

拒食から過食を行き来していたのが高校二年生。
そして、高校三年生のときには、もうほぼ過食にシフトしていました。

受験生というプレッシャーもありましたし、
食べ物って「人を傷つけない」んです。
だから食べ物に逃げたんだと思います。

とにかく太りました

私の過食は吐かないタイプだったので、結果、どんどん太りました。
7キロ痩せて、そこから一気に20〜30キロくらい太りました。

私の記憶だと20キロくらいかなと思ってたのですが…

最近出てきた写真を見ると明らかにそれ以上太ってるので、一年で30キロくらい太ったかもしれないです。

最後の方は体重計に乗ることも怖くてしてなかったのでわかりません。

多分最も太った時期は、155センチで73~75キロくらいあったと思います。
まぁ、立派なリバウンドです。笑(いや笑えない)

体に出る変化

急に太ったので色々ありました。
・肉割れ線(妊娠線みたいなの)ができる
・授業中に落ちたペンを拾おうとしたら、スカートのチャックがバリバリっと破裂
(後ろの席の、大して仲良くない男子にからかわれた)
・食べた罪悪感がイライラの元になり、さらに食べてしまう悪循環。
・通れると思った壁にぶつかる(自分のサイズ感がわからなくなる)

夏休みは家で受験勉強をするので、親の目を避けてお米をこっそり炊いて3合くらい食べたと思います。

お腹が破裂する手前まで食べないと気が済みませんでした。

心に出る変化

拒食症・過食症になって頭から食べ物のことが離れない他、

・集中できない(太って脂肪が増えると頭がぼんやりする)
・眠気が強くなる(脂肪から眠気を誘う成分?が出るとか…)

受験生には逆境とも言える影響が出てきました。

この頃には、
摂食障害かもしれないと気づき、
インターネットで色々調べていました。

高校一年から、約2年で拒食→過食と変化して、摂食障害が出来上がりました。

摂食障害を治すには、
摂食障害になるまでの2倍の期間が必要、という記事がありました。

呆然としました。
すごくショックでした。

この苦しみがあと何年も続くのかと。

摂食障害を抱えながらの受験は過酷

さらに高校三年生は受験が待っています。

食べることが頭から離れない中で勉強しなければならない。
病気で集中できないのに、英単語を覚えなきゃいけない。

友達と塾にこもってずっと勉強していたのですが、
その友達はすごく集中していて羨ましかったです。

私は友達の目を盗んでチョコを食べたりジュース飲んだり…我慢できません。

でもここで浪人したら、
浪人生というレッテルを自分で貼ってますます自分が惨めになるし、
もっと時間ができて過食に走ってしまう…。

何としてでも合格しないと、死んでしまうかもしれないと思っていました。

私には運だけは残っていた!

でも私は運が良かった…

というか神様が応援してくれました…!涙

摂食障害に悩み苦しみ、
でも恥ずかしくて誰にも言えず、
成績も伸び悩み、集中力にも欠けている状況で、

なんとか奇跡的に第一志望に合格することができました。

もう本当に何度も言いますが、
このとき受かっていなかったら、
私はやっぱりダメな人間なんだ、大学にも必要とされていないんだ、と鬱が悪化して、
今生きてないかもしれません。

神様、合格させてくれて本当に本当にありがとうございますm(_ _)m

大学合格したからと言って摂食障害が治るわけではない

合格通知を受け取った直後。

忙しくすれば気がまぎれるかもしれないと思い、
求人チラシを見てコンビニでバイトを始めました。

でも忙しくしたところで特に症状の改善にはならず。

店長とその奥さんが切り盛りするフランチャイズのコンビニだったのですが、
ちょいちょい太ってることをからかわれたり、
「その辺のフリーターと接するような、信用されてないバカにされた扱い」をされました。

(この夫婦は自宅とコンビニの行き来だったので、
狭い世界にいると変な人に変わって行くんだなと実感しました)

ここで感じたことも、良くも悪くも今の私に根付いています。
「出会って間もないときは信用がないものである。
信用は作らなきゃいけない。
そして私なんていても居なくても同じ。
だから私がいる意味を自分で作らないとだめだ」

こんな感じ。

でもとにかく合格できたことは本当に幸運でした。

次回は、大学生活と治るまでを書きたいと思います。

あんまり「完治した」という瞬間がないのでオチはありませんが、お付き合いいただければと思います。

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