2024/11/17、日本語教員試験を受けました。
国家試験になって初めて開催される試験です。
初回の試験のため、過去問はありません。
ですが、だめでもいいや記念受験しよー!というノリで、試しに受検してみました。
内容は、これまで民間で行っていた「日本語教育能力検定試験」に似たような問題たちでした。
結論から言うと。合格しました!
五反田会場では運営に多少の課題あり
私は五反田の会場で受検しましたが、この試験は今年から始まった試験ということで、運営面でかなり課題がありました。
具体的にはこちら。
- トイレの不足
- 音質の悪さ
- 会場ごとのルールの不一致
トイレは本当に足りてなくて、男性トイレも大渋滞。
休憩時間中に全員が用を足すことができないくらいの個数でした。
今まで受けた試験類は、混んだとしても結局休憩時間内に全員がトイレに行けるくらいの個数を用意しておくことが普通でした。
しかし、今回は明らかにシミュレーション不足。個数足りなすぎ。
そして二つ目は、音声問題の音声が聴き取りにくかった点です。
なぜなら、聴解問題なのに、建物に備え付けの館内放送のスピーカーを使っていたためです。
音量が小さく、さらに館内放送用のため音がクリアに聞こえずこもっていて、手で耳を澄ませながらききました。
みんな聴き取れるの?…って思いながら、ほとんど当てずっぽうで答えました。
館内放送って、改めて聞いて気づきましたが、
緊急時の色々な案内ができればいいレベルの音質なので、音声が全然クリアじゃないんです。
イントネーションの違いはわかるものの…細かな発音がかなり聴き取りにくかったです(>_<)
例えば「おつかれ→おちゅかれ」のような、どこが誤っているかチェックする問題に関しては、間違えている部分すら聴き取れない音質です。
もともと私があまり勉強していなかったので、こんなことになるんだなぁ…仕方ないなぁ…と自責して終わりました。
※しかし、このリスニングはやはり相対的にみても問題だったようで、その後の再試験につながっていきます。詳しくは後ほど。
その他、会場によって独自のルール案内がなされたような口コミもみましたし、
試験官の雑談がうるさすぎた!という、ありえないクレームも見かけました。
当日に言われた謎ルール
実際の試験では、事前に知らされていた注意事項のほかにも、謎のルールがありました。
⭐︎ペットボトルのラベルは剥がし、足元に置く。
※飲みたいときは、手を挙げて監督官がオッケーしたら飲む。
⭐︎消しゴムのケースは外す。
※多分日本語の文章が書かれているからNGなんだと思います。でもシャーペンの替え芯はケースごと出してる人もいたので、なんだか曖昧でした。
⭐︎ティッシュは、ティッシュケースや袋から出して、ティッシュそのものだけを出す
⭐︎ハンカチは、無地なら出しててオッケー、無地じゃなかったらダメ。
このような案内は事前にされていませんでしたので、会場で当惑する人たちもたくさんいました。
問題は持って帰れません
もう1点、物議を醸したのが、問題を持って帰れないことです。
国家試験の問題は、通常持って帰れる試験が多いようです。
しかし、文部科学省が実施した登録日本語教員試験の問題は、試験後に試験会場で回収され、私たちは持って帰ることができませんでした。
20,000円近い受験料払って問題を持って帰れないと言うのはどういうことだ!
と言う意見も多く見受けられました。
私は普段、韓国語の試験を受けて問題を回収されることに慣れてしまっていたので、疑問にも思えませんでした。
確かに、他の国家資格の問題は持って帰れるのであれば、今回も問題を持って帰らせてもらいたいとは思います。
五反田会場受検者のリスニングが再試験対象になった
そんなこんなで試験も終わり、手ごたえも全く感じず、もう来年頑張ろう!と思っていた矢先、
五反田試験会場での受験者に対し、聴解問題の再試験の案内がメールで届きました。
やっぱり「あの館内放送の音質じゃ聞こえない!」と言うクレームが、想像以上にたくさん来たんだろうなと思います。
声をあげることは大切ですね。
とはいえ、正直、私自身の聴解問題の練習不足はほんとに実感していたので、
再試験を受けたところで点数はあまり変わらない気もしていましたし、
再試験の日には別の予定があったので、再試験を受けるかどうかは多少迷いましたが、
17,300円という高い受験料を払っているので、ダメだとしても、クリアな音質で受けられるならもう一度受けよう!と思い、
別件の予定を調整して、再受験を申し込みました。
2024/12/08 新橋で再試験
再試験は新橋にある試験会場でした。
今回の会場では、きちんとしたスピーカーから音声を聞くことができました。
ちなみに上の写真は、新橋に行ったついでに日比谷で買った美味しい和菓子です(^ ^)
2024/12/20 14時合格発表
緊急の再試験はあったものの、合格発表の期日は後ろ倒しされることなく、予定通り発表されました。
私は合格発表の日にちを間違えて覚えており、事務局からの結果発表のメール案内を見て、「今日が合否の発表日なんだ!」と気づき、
隙間時間に会社のパソコンでマイページにログインしました。
マイページにログインした後、あまりよくサイトを読まずに、表示されているボタンをテキトーにクリックしたところ、
リンク先が、合格通知書でした。
え?合格なの?
まさか受かっていると思っていなかったので、会社で大きな声が出ました。
(超余談ですが、私の大学受験の合格発表の時も、大学に合格発表のパネルを見に行く前に、自宅に届いたよくわからない手紙を無意識に開けたら大学の合格通知書で、あっさり合格を知ってびっくりしたことがあります。)
聴解問題の再試験を受験したことが功をそうしたのか、結果的に7割以上の点数を取れ、
まさかの合格でした。
これは棚ぼたすぎて!
もう、本っ当にありがたい!
感謝感謝!!
うれしいです。
誰かのテストの結果とすり替わっていて、私にうっかり合格通知を出しているんじゃないか?と思っちゃうくらい。
神様、仏様、守護神様、お父さんお母さん、本当にありがとうございます。
登録日本語教員試験は、今年が最初の試験なので、2024年のいま現在では、日本に11,000人程度しか日本語教師の国家試験を持っている人はいません。
その中に自分が入ることができて、本当に本当に奇跡を感じています。
来てます。
私来てます。
2025年も、頑張って明るく生きていこうと思います!
私たち、ファイティン!
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